前回、譜読みについて書きましたが今回はその続きです。
どうやったら譜読みが上達するのか!?
譜読みは、ただ音符を読むのではありません。
楽譜を読むのです。
楽譜には拍子・音符・速度・強弱・表現などなどたくさんの情報がつまっています。
最初は音符や拍子、音が分かってきたら次に強弱記号や表現などを読んで、考えて音楽を形作っていきます。
譜読みはピアノを弾くうえで欠かせない重要なテクニックなのです。
それでは【正確に早く譜読みができるようになる方法】をレベル別にいくつか紹介します。
*初心者編 for Beginner*
初心者:習い始めたばかり、もしくは真ん中の♪ド♪から、両手とも1オクターブ以内
(家での練習方法:子供が小さいうちは親御さんが協力してください)
1.「音符を声に出して読む」
教本の前後にある曲をどんどん音を読んでいく。
弾かなくてもいいです。ただ、音名を言います。
(例:レ ソ レ ソ ファ・・・など)
初心者用の本であれば、どの曲も短いので、習っていない曲もどんどん読んでみましょう!1日1曲からスタートして、2~3曲見れるようになるといいですね。
2.「音名を言いながら弾く」
ゆっくりで良いです。リズムが違っていても大丈夫。純粋に音名だけをあてて弾いてみましょう。ここでのポイントは、
リズムや演奏記号などスキップして、楽譜を見ながら音符と指とをマッチングさせること。
数回試したら、その次に書かれている通りのリズムで、弾いてみます。
音符+鍵盤上の指+リズムをマッチングさせていきます。
音名が言えたら、次に音名をリズム(拍子)に変えて、拍を数えながら弾きましょう。
3拍子なら1・2・3 2拍子(8分音符ありの曲)なら1ト2ト 。。。など
手を動かす事と、音名や拍子を口に出す事を同時にするのは、習いたての子には
とても難しいらしく、みんな途中で声の方がなくなってしまいます。
「楽譜を目で見て、指を動かし、読み取った音名や拍子を歌う」
頭のフル回転!が必要ですね。
読めていると思っても、耳コピーして楽譜を見ないで弾いている子は多いです。
子供は耳コピーの天才ですからね。
でもそれはいつまでたっても、読めるようにならないので、必ず音の名前を言いながら、
楽譜を見て弾きましょう!!
音の名前を言いながら→楽譜を見なければ言えないので、見る習慣がつきます。
楽譜を見る習慣=譜読みが早くなる近道なのです。
習った音を使った曲が前後に必ずあるはずです。
簡単な曲・短いものでいいので、繰り返し音名を言いましょう。
合格した曲であっても、意外と忘れていることもあるので、戻って音名だけ
言うのもいい練習になります。
また、ヘ音記号の左手が苦手な場合は、左手もたくさんやりましょう!
ト音記号がスラスラ読めるのであれば、左手だけ音を読んでいくのもいいと思います。
繰り返すことで、音符の位置と鍵盤の並びを自然と覚えていきます。
譜読みは国語のようなものです。
最初、ひらがなやカタカナを習うけれど、少しやっただけでは覚えませんよね。
何回も何回も書いたり、教科書をたどたどしく読んでいくうちに、すらすら読めるようになります。音楽の譜読みも、似たようなもの。
何回も何回も読んでいくうちに、すらすらと読めるようになります。学校で教科書を毎日読むように、楽譜も毎日少しでいいので、ぜひ読んでみてください。
次の回では、譜読みの上達方法②初中級編 をお伝えしますので、
ぜひ読んでみてくださいね。
Miki Piano Studio
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