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初バロックに挑戦

  • rueilparis
  • 2021年6月11日
  • 読了時間: 3分

こんにちは! Miki Piano Studio/ミキピアノ教室です。


今日の話は、バロック音楽 についてです。


バロック音楽とは・・・ヘンデル、ヨハン・セバスチャン・バッハ、ラモー、クープラン、ヴィヴァルディに

代表される音楽を言う。ルネサンス音楽の終了する1600年頃からJ.S.バッハが死去した1750年代までの約150年間とすることが多い。 by ウィキペディア


皆さんがよく知っている作曲家だとバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディあたりですかね。彼らが活躍していた時代の音楽のことです。



さて、ピアノを習い始めて、しばらくするとバロック音楽に挑戦するタイミングが来ると思います。

(先生や教室の方針もあるので、みんな一様に同じとは言えませんが・・・)


以前は、バロック音楽(バッハとかラモーとか)を生徒に与えるのは、ブルグミュラーもある程度進み、年齢も小学生高学年くらいになってからでした。私自身が最初に弾いたのも確か、そのくらいの年齢だったしインベンションが初めてのバッハだったからです。


なぜなら・・・


バロック音楽は、ポリフォニー音楽といって、「メロディと伴奏」というようなシンプルな作りでなく、

ソプラノ・アルト・テノール・バスというように、それぞれの声部が独立してメロディを作り、他の声部と同時に横に流れていって一つの音楽になる、という少し複雑なものです。


それまでずっと、右手がメロディ:左手が伴奏 という曲をやってくると、とっても弾きにくいです。

最初にバロック音楽に接した時、ほぼ皆、すごく弾きにくそうになります。どのレベルの子でも同じです。


それは上手/下手ではなく、慣れていないから、なんですよね。


「1人の話をよく聞いて」と言われていたのが、急に「2・3人の話を同時に聞いてね~」と言われれば、

誰だって最初は戸惑い、なかなか出来ないのは当たり前。


右のメロディ聴きながら弾いてたら、左手のバスのメロディが入ってきた!

そうこうしているうちに今度は、右手のアルトのメロディが横やりで侵入してきた~


なんてことになってます。でも、良く弾けるとそれが一つの調和を生み出し、一つの音楽になるんです。

やっかいだけど素敵な音楽です。



そんな理由で、ある程度弾けるようになった生徒さんからバロックを始めていたんですが、

発表会で人気のバッハのメヌエットや、マーチを年齢が小さい生徒さんが弾く機会が増えてきて、手こずりながらもなんとか時間をかけて弾けるようになる様子を見ていたら、むしろ早めにバロック音楽に親しんでもらえた方がいいな、と考えるようになりました。


小さいうちから始めておけば、大きくなってからやるよりも抵抗も少ないだろうし、

あまり考えずに耳が聴き分けられるようにもなりやすいです。たくさんバロックの曲をやるのではなく、様々な曲をバランスよく学んでほしいですね。


今は初心者のうちから弾けるポリフォニー音楽の教材もたくさんあるので、生徒さんにはぜひ小さいうちから

いろんなタイプの音楽に触れてもらい、視野と感受性を思いっきり広げていってほしいと思います。



Miki Piano Studio ミキピアノ教室


 

 
 
 

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