2022年11月18日

ポップスの難しさ

作曲されているからこんにちわ!Miki Piano Studio ミキピアノ教室です。

今朝、車のフロントガラスが凍ってました。。。本格的な冬がやってきました。

最低気温が3℃じゃあ、凍るのも仕方ないですけどね、なんせ、寒い!!

来月に迫った発表会ですが、今年も2部制にしてそれぞれジャンルの違う曲を弾いてもらうことに。

(去年はチェンバロがあったので、”クラシック&バロック”でした。あ~、またバロックの回withチェンバロでやりたい♪)

第2部のテーマは、"Favorite Songs(好きな曲を)"

好きに曲を選んでもらったんですが、ディズニーやジブリの人気高め。いい曲が多いから大賛成!

クリスマスシーズンだから、竹内まりやのクリスマスソングもあってケンタッキーチキンを思い出します(笑)

と、ここまではルンルンでしたが、大変なのはこの先。。。

ポップスって、耳で聞いている分には素敵だし簡単そうに聞こえるんですが、楽譜を見ると全然違う!

クラシックと違って、リズムが複雑なんです。付点音符がたくさんあるし、それプラス、タイとかで音をつなげているところが、本当に多い。

付点+タイ、シンコペーション、左と右のズレ、コード進行が頻繁に変わる、、、、、などなど、リズム感が

普段のクラシックと違いすぎて、慣れてない分大変です。

耳なじみのあるメロディーも楽譜で見ると、こんなリズムだったのか~!と思うこともしばしばあります。

ピアノを習い始めて数年だと、そこまで複雑なリズムは経験しません。クラシックや子供たちが使う教則本のリズムやコード進行(ハーモニー)はやっぱり、よく系統立てて作られていて弾きやすいです。

覚えやすいし、次の音やハーモニー(主に、左手担当)が予測がつきやすいので、弾くこと自体はそこまで大変ではないです。

一方、ポップスはメロディ先行なので、指使いやリズムなどはあまり弾きやすくは作られていません。

慣れていない分、難しいし譜読みの早い子でも苦労しているようです。

テクニック的には、クラシックの曲の方が難しい課題をあげてるつもりですが、みんな苦労してるのはポップスの方っていう・・・

一つコツがあるとすれば、ポップスは耳コピを使って練習するべし!

楽譜をみて曲想を掴むより、耳でメロディラインだけ覚えて音を楽譜で確かめる方が早いです。

あとは、左手の伴奏(コード)を楽譜を見て覚えれば、なんとなく完成。

伴奏パートは楽譜通りの音じゃなくても、全然OKです。大体の音(和音)が合ってれば、スキップしても音を省いてもOK。ポップスはコード進行が大事なので、実際書かれている伴奏パートは違っても問題なし。

とても自由なので、そこら辺のアレンジが出来ると強いです。言ってしまえば、伴奏は音一つでも大丈夫。

(シンプルにはなってしまうけど)

とか言いながら、私もクラシック一筋できたのでポップスは逆に難しいです。

それなのに今年は、好きな曲でOK!っと生徒に選ばせてしまった・・・

とはいえ、何事も経験。今回の経験が次なる成長の糧になると信じて、生徒と共に頑張ります。

生徒たちには1曲でもたくさんの曲に触れてほしい&発表会という生の音楽を味わえる貴重な経験の場なので、2部制にして各自2曲(舞台袖から登場→演奏→舞台袖へ退場を2回)という、2度ステージを経験できるプログラムにしてます。

生徒側からしたら仕上げなきゃいけない曲が2曲、つまり練習量が2倍に増えるので、大変~!という声が聞こえてきそうですが、ぜひぜひ頑張ってステージで素晴らしい演奏を披露してもらいたいと思います。

Miki Piano Studio

ミキピアノ教室

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